アップルジャパン 前代表取締役社長 山元賢治氏の神戸大学での講演記録より以下抜粋。
多数のNo.1レベルの人間が1990年代の日本を超える為に、IT業界へなだれ込んできました。彼らのやり方は徹底的に同じような教育をして優秀な人間を育て、同じオペレーションをやるという凄い強みがあります。
学ぶことが一杯あります。日本人の私が勤めていてもたくさんのことを学びました。その学んだことを日本でうまく使えばいいと思っています。私は今だにIBMで教えてもらったスタイルで、いろんなビジネスのマネージメントをやっています。
それからハードウエアとソフトウェアがあります。日本人は本当にハードウエアに強いのですが、ソフトウェアに弱いということです。
韓国と日本だけらしいのですが、2チャンネルがあったり人の悪口を書くなど、自分の陰気な精神構造のはけ口にインターネットを使っていることです。世界ではもっと自分の意見や研究をアピールするために、インターネットを使っています。
アメリカでも多くの議論がなされたそうです。このまま黒板に書いて、ノートに写させるだけの授業をしていたら、こも子たちの将来を潰すのは自分たちではないかという議論を真剣にしたようです。政府も真剣に考えています。アメリカ人に残るクリエイティブな仕事は何だろうということです。日本でも白書はたくさんでていますが、実際に何がどうなるのかはよくわかりません。
英語もやっておかなくてばなりません。中国では今後10年間で英語を話す人口が、アメリカを越えると言われているし、インドではすでに全員が英語を話します。私と同じように下手で訛ってはいますが、ヒァリングは日本人の何倍も上で、悔しいですが完全に聞き取っています。英語もそうですが、学生の間に習得しておくべきスキルを会社に来てからやっているという日本の幼稚性を、せめて私の後輩の神戸大学生はクリアしていただきたいと思います。会社にお金を出してもらって、夕方ボランティア教育で英語を勉強している人も多いですが、完全に甘えですね。その間に英語をしゃべれる同期の皆は違う勉強ができます。必要なければ勉強しなくても構いませんが、企業に入って必要と思うスキルを学生の間に身につけるのは当たり前です。本を読んで勉強できるのは学生までです。企業に入るとインデックスが必要になります。この問題はどの先輩に聞くと効率的に正しく教えてもらえるかというインデックシングする能力が必要になってきます。今、皆さんの周りでもできると思いますが、誰はどういう能力に長けているかを見抜く力です。
教育に飽和というのはありません。皆さんの脳みそが受け入れる限り、詰め込んで死ぬまで勉強した方がいいです。人間は死ぬまで勉強するように神様は作っていると思います。嫉妬もあり醜い面もあるわけですから、ずっと勉強して死ぬべきだと思います。
大事なのは、己さえ良ければいいと云っている会社は面白ほど潰れるということです。儲けた人間は社会に貢献しなくてなりません。ECOに貢献したり、恵まれない人を助けたり、個人を尊重するというようにして地球は回っています。こういうことを考えれいる企業は長持ちして、結局高い利益を上げることもっとひどいのは 、あまりにも携帯電話が便利なので、「Face to Face」で話ができない人が多いということです。本当に話が伝わるのは電話で3割,メールで1割だと言われています。大切な企業を相手に何百億、何千億、何兆円と動かすビジネスで、Eメールでしかコミュニケーションできない人は採用できないのです。これは事務系でも技術系でも関係ありません。コミュニケーションができない人を採用したら会社は潰れます。技術系の人は特に覚えておいてください。技術系の人のメールは特にやばいです。悪い話ほど、技術系の人は連絡するのが遅いのです。
大きな奇跡や感動を起こすのは、人間の力しかないからですね。最後に涙するというのは、ほとんど人間の力です。それくらい人間というのはすばらしい。その人間の素晴らしさを表現するのは、コミュニケーションの力だと思います。
ご自身がいろんな会社でされて来た傍若無人な振る舞いを振り返って講演されているのでしょうね。外資ゴロの典型で、のし上がる為なら何でもやってこられたやまげんさんらしいですね〜
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