約2年間蜜月関係を保った両者だが、今月初めに関係を絶った。PicappはGetty財団に由来する画像提供企業で、例えば下に掲載している中国でのファッションショー画像はYoutubeと同じように埋め込みコードを使って表示できる。大富豪のGetty氏は、世界中に写真家を派遣して各国の画像を収集したことで有名だ。その意思に基づく活動は現在も受け継がれている。収集された膨大な画像が一般的に使えるサービスを提供するのがPicappだ。
WordPressはPicappと提携してWPブログ専用の埋め込みコードを使える関係を構築した。
ところが先月からこの関係が断絶したとPicapp側が公表した。単なる推測だが、広告収入を上げるために何らかの提案をWP側にしたが受け入れなかったのだろう。PicappはGoogleやFacebookとも提携したいる大手だが、WPは新興企業だから競争力が弱い。発展段階のWPだが、技術面では優れている。今後の行く末を見て行きたい。
今朝からPicapp画像のコード提供がどのようないきさつで中止されたのかを調べた。あるブログで議論がされていた。詳細はまだ不明だが、プラグインの技術的な問題が原因らしい。WP側がプラグインの改良を求めたが、Picapp側が拒否したようだ。
Picappの
アナウンスメントによると、やはりコストのようだ。個人的な感想だが、米国の経済不況はよほど深刻なのだろう。この程度のサービスのコストが問題になるような国ではなかったはずだ。いずれにしても、これがどのような決着になるのかは何かにつけて興味深い。下にずらっと掲載した画像がいつまで閲覧できるかを確かめるためにGoogleプラットフォームを使ったいるこのブログに画像を残す。JavaScriptsコードをコピー・ペーストしているだけだが、すべて中国でのファッションショーだ。これを見ればわかるように中国の勢いには恐れ入る。