2009年10月4日日曜日

失業率が15.2% デトロイト



朝刊によると,デトロイトの失業者を対象にネットを使って職探しができるようにとパソコン講習を開いているそうだ。だから、無料で使えるパソコンを置いている公立図書館は職探しの拠点と成っていることも報道されている。これを読んでいたら、モーターショーの見学とGMの技術者との打ち合わせのためにデトロイトを訪れたずいぶん昔のことを思い出した。空港からホテルに向かって車を運転していると冷え込んだ道路の上には粉雪が舞っていた。

このTIMEの記事は、デトロイトの現状だけなく、その歴史、黒人社会が主体になってしまった政治的難しさ、労働組合UWAの役割なども伝える長文だ。GMの技術センターの駐車場はガラガラに空いていると報じている。技術者たちは少なくなったが、水素を燃料にする新しい技術やクルマとクルマが相互に連絡して事故を防止する技術が開発されているとのこと。彼らはやり遂げると信じる。彼らが如何に優れた能力を持っているかはよく知っている。デトロイトは必ず甦る。自動車を大量生産したフォードから始まるビッグ3は、アメリカ人がどのようなクルマを期待しているかを一番知っているからだ。今でもアメリカで売れるクルマの半分は、GM, フォード、クライスラーの三社が造ったクルマだ。

カナダのトロントで昼食を摂ってからニューヨーク近くの我が家まで子供を連れてドライブした。朝の三時頃に着いたが、無謀な事をしたと今でも冷や汗をかくことがある。もしもクルマが日本製だったら絶対にそんなことはしていない。頑丈で長距離運転できるようにクルマが作られているからやったのだ。無料の高速道路は殆ど照明はされていないので真っ暗。シカ、アライグマ、リスが飛び出してくる。シカと衝突すると死亡事故にもなりかねない。だから、シカ保険は必須。アメリカ経済がひどく悪い時だったので、犯罪を多かった。夜中トイレに入った時に突然黒人が姿を現した時は、びっくりした。何事もなく車に戻れたからよかったもののこんな危険を犯すのは、本人の責任と言われても仕方がない。

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