2009年7月5日日曜日

歌川広重

歌川広重の作品は、ヨーロッパやアメリカでは、大胆な構図などとともに、青色、特に藍色の美しさで評価が高い。この鮮やかな青は藍(インディゴ)の色であり、欧米では「ジャパンブルー」、あるいはフェルメール・ブルー(ラピスラズリ)になぞらえて「ヒロシゲブルー」とも呼ばれる。ヒロシゲブルーは、19世紀後半のフランスに発した印象派の画家たちや、アール・ヌーヴォーの芸術家たちに大きな影響をあたえたとされ、当時ジャポニスムの流行を生んだ要因のひとつともされている。

(中略)

肉筆画も達人

その後、嘉永(1848年)頃から単に立斎と称している。版画が盛んになって、浮世絵師が版画家になってからは、彩筆をとって紙や絹に立派に書き上げることの出来るものが少なくなったが、広重は版画とはまた趣の違った素晴らしい絵を残している。 なお、遠近法は印象派画家、特にゴッホ(1853年-1890年)に影響を与えたことで良く知られているが、もともと西洋絵画から浮世絵師が取り入れた様式であり、先人としては北斎や、歌川の始祖豊春(1735年-1814年)の浮絵にみられる。(Wikipaionより引用 )

二つのアプリから実際の画像を見つけた。ゴッホよりも歌川広重の原画の方が素晴らしい。アプリHirishigeに収録されている浮世絵はすごい。しかし、ボストン美術館(メトロポリタンかもしれないい。遠い昔のことで記憶が定かでない。)で見た原画にかなうものはない。ボストン美術館の浮世絵の収集量には驚いたことを今も覚えている。日本の美術品がこれほど多く異国のアメリカに来ているとは思わなかった。日本人の美術品に対する価値観がいかに低かったかがこれで分かる。

もう忘れたかもしれないが、バブル経済に浮かれていた時にある製紙会社の会長が数十億円も出して外国の絵画を買ったことが報道された。絵画の価値は分からず単に投資(投機?)、カネ儲けのために美術品を集めたに過ぎない。いつからこんな日本人になったのかと思うことがある。




0 件のコメント:

コメントを投稿