2009年7月3日金曜日

画家ホイスラー


今朝のテレビで取り上げられていたのがこの画家だ。この絵ではなく、モデルの服装は同じで立ち姿の細長い絵の話だ。話はこうだ。ホイスラーは、赤色の壁紙で覆われた依頼者の部屋は出来上がった東洋風の絵を飾るには合わないと思った。そこで、依頼者が長期に旅行している間に彼は部屋を全部模様替えしてしまった。模様替えした壁やドアの一部を示したのが下の写真だ。いかにも東洋風になっている。テレビで映し出された画面を見る限り東洋風の夫人にぴったりな部屋になっていた。描いた絵画の額縁がテレビ番組の主題で、それが昂じて画家によってはこんなことまでしてしまったということ。




話には続きがあり、ホイスラーは多額の報酬を依頼者にしたために依頼者を怒らしてしまった。今は湖の部屋そんものが一級の美術品として珍重されているとのこと。それにしても、ArtEnviは貴重だ。横早美術館で催されている「フランス絵画の19世紀」に出展されている作品をiPhoneで見るつもりだ。

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